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【2024/05/09 19:32 】 |

みもとふめい日誌前編である。
話は昨日から続いておるので、まずそっちを読んでからこっちを読んで欲しいのである。

上の行をクリックすると昨日の話にとべるようにしておるので、まだ読んでないものは読んでくるように。

……。

みな、昨日の話は読んできたか?

では、今日の話にうつろう。


日誌を見る限りはみもとふめいの城での振る舞いは演技であったのであろうと推測される。

白眼を向いて「うまい」といっていた人物の文章ではない。


それとも一日の内でまともな時とおかしいときとがあるのだろうか?


どちらかはわからぬが、以下がその問題のみもとふめいの日誌である。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
貴方は「祝福の宝石」というものを知っていて?

そうね。武器を強化する時に必要になる石よね。


じゃぁ「災禍の宝石」は?

知らないわよね。知らなくて当然。

私ですら話にきいただけで、実際にみたことはないくらいだもの。

アンデッドの私が"話に聞いたことがある"程度なのに、あなたみたいな人間の若造が知っていたらおかしいわ。


喜んで。今日はその宝石について教えてあげる。


災禍の宝石はその名前の通り、持ち主に災禍を運んでくるの。

持ち主はことごとく不幸な目にあうことになるそうよ。

そういう呪いがかけられているんだって。怖いわね。


もともとの持ち主が誰かということはわからない。

だって、それを手に入れると災禍に見舞われ死んでしまうか、財産を失い行方がわからなくなってしまうかするんだもの。

夜盗に襲われ奪われたり、疫病にかかって死んでしまったり、詐欺師にだまされ一家路頭に迷ったり……

これじゃ持ち主を逆にたどって行くことなんてどだい不可能なのはわかるわよね。

夜盗に『誰を殺して奪いましたか?』なんて聞くわけにはいかないもの。


ただ、わかりうる限りでは悪魔城を攻め滅ぼした際に見つけて持ち帰ったのが、人の手に渡った最初だと言われているわ。

これもあくまでも『言われている』というだけで本当かどうかは疑わしいけどね。


疑わしいついでに言わせてもらうと、宝石を持ち帰ったその英雄がどうなったかも聞いたことがあるの。


本来ならば、すぐさま城主に献上しなければいけないところをこっそり家まで持ち帰ってしまった。

宝石の美しさに目を奪われたのかしら?

こういうのを魔が差したっていうのね。

普段はとても真面目な青年だったそうよ。

年老いた両親と、まだまだ一人前にはほど遠い弟、妹を養っていたんだって。

ごリッパ。


その真面目な青年、自分のものにしちゃった宝石をどうしたと思う?

気にかけていた娘にプレゼントしちゃったんだって。

本当、いつの世も事件の影には女ありよね。


ちょっとした出来心が悲惨な結果を生むことはよくあるわよね。


すぐばれて「反逆の意あり」と斬首刑になったんだって。


こんな厄介な石をプレゼントされた娘もいい迷惑。

その英雄と仲良く並んで首をはねられたそうよ。


これくらいなら別にこの宝石でなくてもよくある話かな?


だけど、この宝石の恐ろしいところは持ち主が死に、手元から宝石がなくなってしまっても、家族にまで災禍が及ぶところよ。

宝石はすでに城主に取り上げられてしまったのに、その後一年経たずして英雄の家族は全て死に絶えたそうよ。

弟は戦死し、妹は夜盗に襲われ、母親は病死し、父親は気が狂い自殺したということよ。


その後、その国は他国に攻め滅ぼされ、宝石もどこにいったのかわからなくなったそうなの。


家の主が持てば家族が死にたえ、城主が持てば国が滅ぶ。


よほど強力な呪いがかけられているのでしょうね。


あるとき、アサン大陸でも1,2を争うほどの魔法師が解呪を試みたらしいわ。

所詮人間種の中での1,2だからそうたいしたことがあるわけではないけど。

さぁ、結果はどうだったと思う?


――――――明日の日誌に続く。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

一体全体何の話であるか!

日誌の体(てい)を保とうとする気すら全くみられぬではないか!

我が輩は思わず討伐日誌を床にたたきつけてしまった。

しかし、ここまで読んだ以上、明日も読まねばなるまい。

続きを読みたいものはこの行をクリックするがよいぞ。
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【2009/06/25 22:29 】 | みもとふめい | comment(1) | trackback()

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COMMENT:
無題
すきお陛下!
たいせつな陛下の御身に災いが降りかかるのならば
わたくし、木の陰で成り行きを見守っていますのでご安心を!

みもとふめいさん、えらいものを拾ってきましたねー;;
続きがきになります。

あと、陛下の身に不幸がおきませぬよう案じております。
げいむすきおである。
うむ。くるしゅうないぞ。

これで各英雄ごとに討伐日誌を書かせる下地は整ったのである。

ここで書いたものをjUNK殿の掲示板の方にも投稿させていただくつもりである。

そのときはまたよろしく頼むのである。
【2009/06/27 00:07】
【2009/06/25 23:33】| | jUNK #56b8a94393 [ 編集 ]
COMMENT EDIT :















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