六大城とは、『天空の城』『光の城』『霧深き丘』『銀月の海岸』『闇の都』『炎の城』の六つのことである。
六大種族があって、六大城があるのであるから、
当然一対一対応があると思うのが当然である。
確かに一対一対応があるのはある。
光の城=ヒューマンの首都(ヤマ平原の中央)
霧深き丘=アンデッドの聖地(霧で覆われた死の臭い立ちこめる地)
銀月の海岸=エルフの都市(クラディン川と海が接する所)
闇の都=ダークエルフの都市(容易に進入できない地下都市)
炎の城=ドワーフの都市(万年雪に覆われたアイル山の頂上)
ここまでで5つである。
あと一つの城はというと、我らが天空の城である。
この城に関しては説明書きがないのである。
本来ならばこれが六大種族最後の一つとなるはずであったのに。
これには『アサン大陸に残された最後の希望であり、
大魔術師サエラムが統べる地』と記されているだけなのである。
この城は種族の城ではないのであるか?
大魔術師サエラムが統べる地。
もともと、サエラムの地であったのであろうか?
それとも、悪魔の侵攻を逃れたこの地を悪魔対策基地にしておるだけであろうか?
だとすると「それではもともとはどの種族の城であったのか?」という疑問が生まれる。
他の城を見るとそれぞれ各種族に特徴的なマークがあることに気づく。
光の城ならば、十字。
霧深き丘ならば骸骨。
銀月の海岸ならば植物。
闇の都ならば闇。
炎の城ならば炎。
では天空の城は?
まず、上の方に樹が見える。
これはエルフであろうな。
下の方には炎。
当然ドワーフ。
これはなんだ?
これもなんだ?
上の樹の囲いはよくわからないが、下のはサエラムの旗印だろうか?
これだけ色々ごちゃごちゃあるのであれば、
我輩の顔を混ぜても良いのではなかろうか?
パターンその1。
パターンその2。
パターンその3。
俄然、六大城を取り戻す気が出てきたのである。
六大城を奪還したあかつきには我輩の顔を旗印とするのである。
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